田舎育ちで都会に暮らす田舎小屋館長の日記

田舎で生まれ育ち、都会に住む田舎小屋の館長の記憶と記録と奮闘記です。

0年目 1

着任する小屋は 20年目を迎えていました

さぞ 20周年を 盛大なイベントで

地域を盛り上げる予定なんだろう

かと思いきや

イベントスケジュールは 平々凡々

記念企画は 名前だけ付けてます ってイベントでした

町の 小屋への 思い入れは そんなものか

お役所仕事では 予算確保が 難しかったのでしょうね



町から 引き継ぎ業務は

みっちり 6ヶ月 行うこと と指定されました


予定を 立てて スケジュールを提出し

できる限り 毎日 小屋に入りました


ただ 17時 までの勤務で

これといった 引き継ぎ業務は なく

時間拘束のみでした

引き継ぎ業務で できることといえば

2つだけ


わからない事 聞きたい事を 自分で見つけて 聞く事!

来年からの 色々な予定や 見直し内容を

協議するための 資料作り!

なのですが

小屋を 管理している 町の方は

色々聞かれても 困ります!

協議するときに 話し合いましょう

事前に 資料提出 よろしく! と まあ

あるあるの 対応でした


そんなことは 百も承知で 入ってきましたから

隙を見ては 色々 細かく 実際の様子を

伺って 協議するための 資料作りに

励んでいました



その 時間拘束から 得られたものは

小屋に人が 訪れない という 事実!


平日は 閑散として

土日は なんとなく 利用されている


なんとなく というと

?何? となりますが

要は 人の出入りが あっても

事務所から 利用者が見える

つまり

利用者から 事務所が見える ところは

目隠し がされていて

小屋の職員が 事務所にいても

利用状況が

ほぼ わからない という

不思議な状況でした

つぶやき

田舎育ちで 今は都会に暮らしている

田舎小屋館長の 記録と奮闘記にようこそ


このblogでは 辛い思いや 楽しい思いをしながら

小屋を盛り上げていこうと

奮闘している 様子を

できる限り わかりやすく 綴っていきます



2013年に 館長になり 8年になりました


館長といっても

雇われの身なので 上司がいます

あれこれ やるには 上司や会社の許可が要るので

普通の会社員 だと思ってください


小屋とは 劇場のことです

業界用語で 会館のことを 小屋 と呼びます

それから 主(ぬし)が 預かる小屋が

どんな小屋かは ご想像におまかせします

その方が 面白いですからね


日本は 小屋が 多い国です

それについては いずれ 触れることにしますが

お国の制度のおかげで 40歳から

小屋の館長 をしています


今では 40代で館長は 普通に なってきましたが

小屋の館長といえば

定年間近 や カウントダウンの年配者 (失礼!)

再雇用 の方をイメージされる方も 多いと思います


知識 見識 胆識 をお持ちの方を

館長に据えようと思うと

どうしても 年配の方に なります

まぁ 当然といえば 当然ですよね


そのようなセオリーのなか

「若いから」という理由で

館長に 選んでいただきました


それは

私の 人生の ターニングポイント

になりました


小屋勤め は長かったので

何をしたらいいか

どうすればいいか は

理解していた 【 つもり 】で

引き受けた 館長 という仕事 でしたが

そう 簡単には いきませんでした


それに

もらった資料と

実際が かけ離れていること を知り

全てを 建て直すことから

はじまりました


scrap and build に取り組んだ

まずは 5年間について

綴っていきます


どうぞ お付き合い よろしく お願いします

人間万事塞翁が馬

じんかんばんじ さいおうがうま

人生における幸不幸は予測しがたいものです。

幸せが不幸に

不幸が幸せに

いつ変わるか

誰もわからないですよね。

だから安易に

喜んだり悲しんだりするべきではないですよ。



【出典】 『准南子 (えなんじ)』

人間万事塞翁が馬」の

「人間(じんかん)」とは

日本で言う人間(にんげん)の事ではなく

世間(せけん)という意味です。


「城塞に住む老人の馬がもたらした運命は、

福から禍(わざわい)へ、

また禍(わざわい)から福へと

人生に変化をもたらした。

まったく禍福というのは

予測できないものである。」