田舎育ちで都会に暮らす田舎小屋館長の日記

田舎で生まれ育ち、都会に住む田舎小屋の館長の記憶と記録と奮闘記です。

1年目 全てはゼロからはじまった 6

舞台利用者さん は

自分たちの 発表 や 公演 ができれば

よく言えば

なんだっていいもの


仕様書 や 条例 規則 を読み込み

新しい 施設の ルールを

作り上げました。


さらに

管理者が 代わって

引き継ぎされず 困るのは 利用者さんも 施設も同じ


ならば やることは ひとつ


もう一度 打ち合わせを してもらうこと



既に 打ち合わせが 終わっていた利用は

幸い少なく

被害は 最小限で 済みました


というのも

施設利用が 市から 提示された

指定管理資料よりも 稼働率が 低かったから

もう一つは

みなさん 優しかった



もちろん 批判もありました

それは

ここの小屋は 私たちが 作った

という 勘違いさん


あるある です



空調管理は

数多くの 施設を 管理している

会社さんに お任せしたため

古い施設 設備ですが

うまい具合に コントロール してくれました


これで

舞台利用も 空調も クリアできました

1年目 全てはゼロからはじまった 5

舞台の利用履歴

施設管理履歴 が無くされ

さらに

自主事業 は

大人も 子どもも

楽しめる 公演 を 取り揃えて

新設施設のように

ゼロから スタート してきた

小屋管理 ですが

そんなに 簡単には いきません


舞台さんに 託した 舞台利用 では


利用者さんからすれば

打ち合わせ を済ませていたのに

4月になったら 新しい 舞台さんになり

これまで 対応してもらってきた

舞台さん との違いが

当然ですが わからず


自分たちの 発表会などの

流れ や やりたいことを

理解 対応 してもらえず

トラブルばかり


施設管理は 過去実績が 不明なため

季節ごとの 空調コントロール

冷暖房 切り替え時期 を

掴めないことによる 空調クレーム


これは 致命的ですが

どこの 施設でも 起きうる事 です


ですので

施設設置者 の指示書には

引き継ぎ を行う事 と記載されています


民間企業 とすれば

これまでの ノウハウ の提供 と

捉えることも できるので

引き継ぎ 業務は

できる限り 簡潔に 済ませたい ものです


しかしながら 引き継ぎ が行われなかった


今更 何を言っても ムダ なので

厳しい ことばは 全て 受け入れ

どう改善したら良いか を考えることに しました

1年目 全てはゼロからはじまった 4

小屋管理では 施設の 利用と同じく

重要なのが 自主事業 になります


多くの 小屋で 様々な 文化事業が

開かれて いますよね


主催名義を見ると

開かれている 会館や 管理者名 が

チラシなどに 記載 されている

公演などが あります


会館 管理者 名義の 公演のことを

会館自主事業 といいます


何かしら 目的があって

開催されているものです


あまり 面白みのある 公演がない こともあります


どこでも 観れる 公演

近くで 去年 一昨年 くらいに

開催された 公演 、 アーティスト


オリジナルの 公演を 作り上げるのには

独創的な アイデア

それを実現できる アーティスト

空間

機材

などが必要です


それは 簡単な事 ではありません


産みの苦しみ を何度も味わっても

評価されない

それこそ

身内からも 批判されることもあります


もう一つ は

利益率 が低い


経費をかけた割に

バック が少ない 見込めない


そのため

一定の 評価 や 実績のある

アーティスト に集中してしまうんです


この 構造を 変えないと

文化施設は 発表会 の 会場 以上には

なりません


その点にも 着目して

文化事業を 組組み立てたのが

phase 1 でした

1年目 全てはゼロからはじまった 3

舞台利用者の 過去利用履歴

施設の 管理履歴 を

無くされましたが

文句を 言ってばかりも

いられません


こうなったら

イチから 関係を築き上げ

利用者の 皆様には

過去の 施設とは

オサラバ していただきましょう


こうなったら

何もかも

過去よりも よくしてやる

スクラップ アンド ビルド だー


昔は とか 前は とか

そういう 事は 通じません

これから こうです と作り上げます

もちろん

離れていく方も いるでしょう

去る者は追わず


私たちと 一緒に

新しい 施設 関係を

築いていただくことにしました


それが あんな結果 や

評価 に なるとは

その時は

思ってもいませんでした

1年目 全てはゼロからはじまった 2

前回は

舞台の 利用履歴が

抹消されていた ことに気づき

新年度 4月からの 利用者さんと

「はじめまして 4月から お世話になります」の

レベルから

しかも

4月の 利用者さんと

4月から 打ち合わせをはじめなければ

いけなくなった ことを お話ししました


引き継ぎ のために 10月から

小屋に 入っていたのに

この仕打ち とはね


市役所 施設担当者と

業者との関係性や

管理レベルが わかるものです


そうこう言っても

利用者には 罪はないので

イチから 始めることになりました


さて

前回 他にも やられていたと

書きましたが

何を やられていたのか


それは

何と

施設の 管理記録 が持ち出されていました!


ありえないことが 立て続けに

こうも おこるもんだ と

思いました


恐るべし 田舎小屋

訴訟 起こしたろか!


公共施設の 記録を

委託業者が処分した

持ち出したなんて ことになれば

あんた達

入札停止 だよ!

やることの レベル 低すぎ!

全くもって

意味不明

1年目 全てはゼロからはじまった 1

少し 大袈裟なタイトルを つけさせてもらいましたが

気持ち的には ゼロよりも少ないはじまり でした


好きな歌手の 楽曲タイトルなのは さておき

なぜ ゼロよりも少ない と比喩したかというと

それは


利用者 過去データ を

入れ替わる前の 舞台スタッフが

全て シュレッダー にかけていた!


やってくれてました

やられました

軽い 嫌がらせ


まぁ そうしたい 気持ちは わかる

そりゃあー 20年 管理していた会社が

変わるんですからね

気持ちはわかる

わかる

わかる が 非常識だ!


小屋では どの利用者さんが

いつ どのような 利用されていたか は

小屋の 生命線 とも言える データ です

そのデータ がなければ

本番ができないんですよ


4月からの 利用打ち合わせ を

1日から 急いで連絡して

電話打ち合わせ して

当日 打ち合わせして

もう バタバタ!


実は 他にも やられていました!

0年目 2

事務所を目隠しして

来館者との間に 自ら 壁を作る 小屋


ヤバいところに きてしまったなぁ


今日日 市役所さえも

来庁者から 奥まで 見えるように しているのに

利用される方 来館されている方が

事務所が見えないなんて

いろいろ ダメ ですね


更に

事務所内も 背の高い棚を

壁代わりにして

区切っていました

地震が起きたら 事務所から 逃げられない!


レイアウト変更は 必須


更にさらに

摩訶不思議な 利用料金

何処にお住みの方が 借りても

同じ料金 だったのですが

チケット代 1,000円以上は

利用料金が 2倍

企業などが借りたら 3倍 と

これまた 乱暴な 利用料金で

これじゃあ 誰も 借りたがらないですよね

レッスンで 施設を 借りても 3倍なんて

ありえない


ということで

これは 全て 変更することにしました


レイアウトは 小屋管理を させてもらう 年度前の

3月31日が 月曜日 休館日なので

その日に 一気に やりました


・誰からも見えない 降ろしている

ブランインドは 全て 開ける


・事務所の 棚は なるべく 低く

壁に ならないよう 事務所内で レイアウト

ついでに

・事務所の机は 来館者側に 向くよう 配置

こうして

利用者、来館者と向き合う

小屋の 事務所が 出来上がりました